ダイナマイト関西2006 オープントーナメント決勝戦@後楽園ホール
次長課長・河本の国家斉唱と始答式(始球式の大喜利版?)、バナナマン日村のセコンドに設楽が登場、というのがちょっとしたサプライズ。後は凄くシンプルな戦いだったと思う。会場の後楽園ホールが意外に狭かったこともあってか、思っていたほどの大きな祭りではなかったなあという印象。
個人的にはやっぱり東京勢を応援していたんだけど、揃いも揃って準々決勝(1回戦)で負けてしまったのが残念だ。そんな中、バナナマン・日村 vs ケンドーコバヤシは凄かった!正に重量級の対決。一発一発の破壊力が他と違うと思った。紙一重の差でケンコバが勝利を収めたけど、どちらが勝ってもおかしくなかった。惜しかったなあ、日村。
1番笑った回答は箕輪 vs 西田のサドンデスにおける西田の回答。書き文字も良かったなあ、あれ。今思い出しても噴く。そしてはるかの回答に思いっきり誤字があったのも笑えた。
オープニングトークで木村館長が「3年後、ダイナマイト関西10周年の年に、大晦日戦線に参戦したい」と発言。格闘技ではなく大喜利で年を越す。是非実現させてほしいが、その為にはやっぱり明確なスター、ポップイコン(大喜利イコンか?笑)の出現が必要になると思う。今大会でそれが出るとすれば箕輪か井上かと思っていたんだけど(両極端のビジュアルだな、しかし)、残念ながら今回は両者ともに爆発せず。でも、その可能性は十分に秘めた2人だと思うので今後に期待。あと個人的には、ルミネ予選(1)で見たカナリア安達も候補に挙げたいところ。
以下、各対戦を軽く。メモは取ってないので豪快なネタバレは無いと思うけど、TV放送・DVDを楽しみに待つという方はご注意。(書き途中です、2戦目まで)
竹若元博(バッファロー吾郎) vs 井上聡(次長課長)
個人的に期待していた井上だが、今回は不発。竹若さんの回答で「えー、それでポイント?」と思ったのが1つだけあったんだけど、まあそれが無くても竹若さんかなあ。余りにも決定打に欠けていた、井上は。というか、どちらも手が重かったね。お題が余り良くなかったという意見もちらほらと。
しかし井上がフリップに回答を書いている姿がいつにも増して自由すぎて笑えた。明らかに字ぃ書いてないんだよな(笑)。フリーハンドでうにょうにょ〜と書いて、出てくるのは思いっきり脱力させられる絵。
日村勇紀(バナナマン) vs ケンドーコバヤシ
全体に空気が重かった準々決勝(1回戦)の中で、唯一最初から最後までドッカンドッカン沸きまくっていた一戦。この試合をベストバウトに挙げる人も多いんじゃないかな。
【Q】負けてばかりの力士が急に連勝。何があった?
これに対する日村の1答目が『全身クソまみれ』だっけ?ひっどいなあ(笑)。でもこれで日村がどういう回答をするかが皆に何となく伝わったのでは。「こういう感じなのね」っていう。『右手にスタンガン』はそれ単体でも面白かったけど、バナナマン単独を見た人ならニヤリとさせられる回答だった。あと『ドリル』!これ、絵ネタだから上手く伝わらないんだけど、すっげえ面白かったしめちゃくちゃウケてた。しかしノーポイントだった。勢い的に、この『ドリル』がポイント入ってたらそのままK.Oもあったんじゃないかと思うくらいの重要な回答だった気がする。
サドンデスは先に出したコバの回答がガッチリと客を掴む。対照的に日村の回答は、ここまでの勢いを保てずに失速。出た瞬間に「あー、コバかあ」という雰囲気で、ちょっとガックリしたムードが漂っていた、ような。
サドンデスの判定は文句無しだけど、『ドリル』がなあ…府立の時も「小木(おぎやはぎ) vs ケンドーコバヤシ 」という「他事務所 vs ケンドーコバヤシ」の戦いがあって、その時と同じくほんの少し引っ掛かってしまう結果であった。うーむ。
(続く)