メッセンジャー黒田有トークライブ@新宿シアターモリエール
という至ってシンプルな構成。そして「この話知ってる?知らん?じゃあ話すわ」と、面白い話をただひたすら話し続けるだけ。僕は「なるトモ!」も見ていなかったし、メッセンジャーについての知識は殆ど無いんですけど、全然問題無く楽しめた。貧乏話、母親の話、清水キョウイチ郎(→Wikipedia)の話、など。「貧乏話で自伝を書ける」「清水さんの話だけで4時間は喋れる」だそうだ。
印象に残っているのが「コンビは揃ってTVに出ない方がいい、コンビで出るとそこで完結してしまって、司会者の仕事が無くなる」という意見。だからメッセンジャーはピンの仕事が多いし、なるトモも別々の日に出ているそうだ。あるコンビの名前を挙げて「ツッコミがいちいち全部突っ込んでしまうから、大阪では余りウケてない」と分析していた。なるほど。
まあ、ブラマヨなんかはコンビで出て成功している例だと思うので*1(ちょっと前に出ていた「行列のできる法律相談所」が凄く面白かった。あれはコンビ+紳助だからこそ出た面白さだったと思う)、必ずしもそうとは言えないけど、なかなか面白い意見だった。
「自分は毒舌ではない、人とは違うところで腹を立てるだけ」というのは、上手いっつーか物は言い様っつーか(笑)なるほどねーと。
あとサバンナ高橋が良かったですね。ヘラヘラと笑いながら敬語で喋っているんだけど、さりげなく失礼だったらキツかったり、ズカズカ土足で上がってきてる感じが。やりすぎコージーとかで見られるピンでの喋りよりも、先輩芸人と絡んでる時のほうが面白いなあ、なんて思った。ちょっと株が上がった。
とにかく笑いまくりスティー*2の1時間40分でした。あ、ちょっと短かったな。もうちょっとやってほしかった。またトークライブをやりたいそうです。夏前くらい?
最後に順序が前後しますが、オープニングトークの話。
「今日のライブは7分で売り切れたんですよ。」
「うめだ花月でファンの子に文句言われたんです。“黒田さん、チケット取れませんでした!今オークションで24000円になってるんですよ!私そんなお金があったら黒田さんの実家に送りますよ!”と」
うちと内容が被りまくりスティー。
そのファンの子は俺の気持ちを代弁してくれたんだろうか。