漫才3番勝負@シアターモリエール


出演者7組が、3分の漫才2本と4分の漫才を1本の計3本を披露。こういうライブを見ると、もうすぐM-1の季節なんだなと実感する。


えんにちが地味に良かった。この日の出演者の中では一番技術があって安定していたし、ネタもそれぞれ面白かった。3本の内2本投票したけど、後から思えば3本とも投票しても良かった。ここ、アイパー滝沢の見た目とキャラで逆に損してる気がするな。


2月のダイノジロックフェスで見たときに「ずいぶん変な方向に行ってんなあ」と思ったアームストロングが、ある意味期待通りに更におかしなことに。妙なコンビ愛が見え隠れする気持ち悪さがインパクト大。ホームランか三振のどちらか、という感じの破壊力を見せる。普通に漫才コントするよりはこっちで正解。


BODYは同じネタを宮崎BODY視点と増谷BODY視点の2通りで見せるという一風変わった技を。面白いんだけど、2本やってこその面白さなんだよなあ、これ…と思ったが、もしかしたらこれは決勝を見据えてのネタかもしれない。そういえば髭男爵トークライブにゲストで出た際に増谷BODYは「今年のM-1はうちらで滅茶苦茶にしてやりましょうよ!」と言っていたな。「決勝までは真面目に漫才して、決勝で全然違うことをやる」とも。その言葉を信じて、決勝戦を滅茶苦茶にしてくれることを期待。ただ、今のところまだ一度も真面目な漫才を見ていないのが不安ではある。


ちなみに一番笑ったのは平成ノブシコブシの破天荒漫才、を3本連続でやって回を追うごとに客の笑いが減っていき、最終的に「こんなもん3本やってウケる訳が無い!」「おまえらもう飽きてんじゃねえか!」と逆ギレした吉村のどうしようもなさ。破天荒キャラに限界を感じて逆ギレした途端、この日一番の破天荒っぷりを記録したのでした。