スペシャルオールスター@渋谷シアターD


ハマカーンが予想外に面白かった。最近事務所を移籍したそうだ(キーストンプロ→ケーダッシュ)。そして、移籍して僅か数日でツッコミの神田が「ツッコミができない」「天然」ということがバレたらしい(笑)。という話をMCでしていてですね、「ああ、それ言っていいんだ」と思った訳です。ハマカーンのツッコミがうまくない、ということを。ほら、なんか弄りにくい感じが無かったですか?ハマカーンって。女子中高生狙いというか、ちょっとカッコつけてる感じというか。神田の中途半端なファッションも含めて。それが何かこう、ちょっと自虐的なノリも含めて、いい意味で隙が出来た気がする。浜谷のボケは見るたびにどんどん大味になってるし、調子いいんじゃないかなあ、今。昨年度のオンバトで2位になったのも決してフロックじゃなかったな、と改めて思う。


大体、去年のM-1 3回戦落ちも俺はちょっと「あれ、合格でも良かったのになあ」と思ってたクチなので。今年は準決勝行くでしょ。僕には見えますね、「準決勝でその日1,2の爆笑を取りながらも、審査員的にはウケが悪く落とされる」という未来が。(リアル過ぎる)


ところでケーダッシュって最近どきどきキャンプも移籍したような。あれか、「小さい事務所でくすぶってるけど、今後伸びそうな芸人」をどんどん集めていくんだろうか(笑)。次は磁石辺りと予想。(これもリアルだよ)


対照的に鼻エンジンは伸びしろが感じられず、ちょっと微妙だった。去年とあんまり印象が変わらない。面白いことは面白いんだけど。三拍子は相変わらず詰め込みすぎ。


トップリード、マチコ、ラバーガールと気になってたコント師を揃って見る。どれも一長一短という感じ。トップリードはいい意味でくっだらない。出オチかと思いきや、意外に掘り下げる深さがある。でもツッコミが単調かなあ。マチコは逆に底が浅い。ラバーガールはフレーズがいちいち面白いけど、どのコントで見ても2人のキャラと口調が同じようなものが多いのが残念。この中だったらトップリードが一番好きかな。


で、「この3組にTHE GEESEを加えてユニットライブをやります!」「来年11月に!」「みんなこういうの好きなんでしょ?」と適当な告知をしていた三拍子・高倉に笑った。ちょっとその辺が好きな人なら誰でも考え付きそうな「一味違うコントグループを集めました☆」みたいな発想を、得意げに言わないでください。聞いた瞬間「あ、ちょっといいかもしれない」と思ってしまったじゃないか。同レベルか。


あー、あとカリカは漫才だった。といっても前半はフリートークのようなもので、後半はいつものサラリーマンネタ。フリートークは楽屋裏での瞬間メタルの様子と、マチコ勝又との話。リーマンネタは何度も見たことがあるから食傷気味というのもあるが、個人的には前半部分が圧倒的に面白かった。もういいよ、今年のM-1は全部フリートークで(笑)。同じ日のルミネの楽屋に瞬間メタルがいることを願おう。