M-1グランプリ2006・2回戦@ラフォーレミュージアム原宿


明日以降行く予定の方のために、本日の混雑状況。開演直前に着いたら椅子席座れず。とりあえず立ち見で、一回目の休憩の時かな、椅子が空いたのでそこからは座って観戦。椅子席は結構頻繁に空くと思うので、注意深くしていればすぐ座れます。ただ、平面なので後ろの方は座ると逆に見づらいかも。左側の審査員席の前が見やすそうな気がした。2ブロックごとに休憩が10〜15分。2ブロック終わるのに2時間ちょい。終了は19時。7時間。


先日見た一回戦(といっても15,6組しか見なかったんですが)よりも雰囲気が重い気がした。滑る組はとことん滑る。でも、ある程度ネームバリューがある芸人はそれなりにウケる。


で、感想。特に意味は無いが畳んでおこう。


特に印象に残っているのは我が家、ライス、サンドウィッチマン。我が家はコントじゃなくても3人のキャラがしっかり立っていたのが良かった。テンポもいいし、3人組初の決勝進出はここじゃないか?とちょっと思った。ライスは面白い話をするはずが、色々なものに気を使っているうちに話がとんでもない方向に飛んでいくという、他にあまり居ないタイプの漫才。正直、120組も見ると普通に漫才コントが始まっただけでちょっとげんなりしてしまうものがあるんですけど(苦笑)そういう意味では凄く新鮮だったな。軽く調べてみたところ、漫才ではなくコントがメインらしい。ほお。他のネタが気になるなあ。3回戦も見れたら見たい。サンドウィッチマンは街頭アンケートのネタ。これも元はコントなんだろうけど、とにかく出てくるフレーズ一個もハズレ無しで、ドッカンドッカン笑わせてた。


今日は結果だけ見ると全然波乱無し。シード組も普通に全部合格。でも、フットも東京ダイナマイトもかなり流し気味だったように見えた。まあ、流し気味でも全然面白いんですけど。東京ダイナマイトオレオレ詐欺のネタ。このチョイスも含めて、全然本気出してない感じ。準決勝で何をやるか。何をやるか、と書いてみたものの何があったっけ?野音で見た漫才が面白かったのは覚えてるんだけど、何をやったかさっぱり覚えていない。


ノスタルジックが大変面白くて、前半見た中ではかなり印象が強かったんだけど何で落ちたんだろうか。やりすぎコージーで見せた「アイドルの歌 → 一言」というネタとは全く違う、「素手で熊を倒した」という話の妄言系のネタ。


あと気になったところをつらつらと。

  • ハレルヤのスカシ漫才はとろサーモンとはまた違う良さがある。
  • ハリセンボンが出てきたときの歓声に戸惑いを隠せない。でも2004年に見たときに感じたいい意味での拙さ、2005年に見たときに唸らされた成長度、と比べるとちょっとインパクトが弱かった気がする。つーか、もう完全にTVタレントの顔なんだよな。顔?
  • チーモンチョーチュウは運動会のネタ。後半のノンストップで畳み掛けるボケが良い。去年の予選で会場を沸かせた「百人斬り」と同じく、独自のスタイルを確立。
  • グレートホーン、アコギでBGMを演奏してそれに合わせる漫才。マリオネタをやる人は多いけど、このアレンジは新鮮。しかし細かいツッコミだが泳ぐときの動きが全然違ったのは気になった。もっとエビフライっぽくお願いしたい。
  • カノン、全くの初見だったけど凄く面白かった。自分が抱いている松竹のイメージとは違ったなあ。シュールなんだけどチョップリンとも全然違う。何となくラーメンズ的な雰囲気も。
  • 360°モンキーズは「細かすぎて伝わらないモノマネ」の混ぜ方が見事。
  • ヴィンテージが3回戦に行ったのは何となくいい話だと思った。あれは滅茶苦茶にやっているように見えて、実はかなりキッチリと作りこまれているはず。
  • コア、特攻服ではなくスーツで。堂々過ぎるくらいの正統派漫才。坊主の方、普通に男前だよな。
  • ノンスモーキン、漫才コントの新しい可能性を感じさせる技を見せる。そんな手があったか!と思った。