遊戯のススメ〜ジュニアとゆかいな仲間達〜@ルミネtheよしもと


千原ジュニア仕切りのゲームイベント。何となくメンツに惹かれて勢いでチケットを押さえたものの、後から「ゲームイベントかー…」と若干行く気を無くしていたのですが*1、まあこれが。面白かったですよ。


とにかく「獲れる笑いは貪欲なまでに獲る」という本気っぷりを見せ付けてくれたのがケンドーコバヤシ。ゲームの本筋以外のところでもガンガンに削ってくる感じがたまらない。その点においては他の芸人を圧倒していて、ちょっと惚れ惚れするくらいだった。記者会見でのタレントと新聞記者という体のゲームがあってケンコバは記者側に居たのだけど、特に面白い質問をしている訳でもないのにケンコバが発声しただけで爆笑が起きてたもんなあ。その姿、リアルすぎる。


そのケンコバと名勝負を演じたのがカリカ家城。イス−1グランプリというゲームの中で「マニアックものまね」で2人が対決した。先攻のケンコバが「漫画“タッチ”でカっちゃんが死んだとき、線路の下でお尻を突き出していた南ちゃん」の形態模写で爆笑を取り、誰もが「これはケンコバの勝ちか」と確信したはず。しかし家城は「電車の券売機でタッチパネルがなかなか反応せず、後ろに並んでいる人がイライラしているのにも気づき慌てている タンチョウヅル」というネタでこの日一番の大爆笑を取り、文句無しの逆転勝利。いやー、凄かった。いいもの見た。結局その勢いのままイス−1グランプリは家城が優勝。


イス−1グランプリはジュニア自身相当気に入ったようで「…これで2時間イケるなあ」と発言(笑)。所々で生じる静寂は、昨年のダイナマイト関西を彷彿とさせるものが。真剣だ。ただ、基本椅子取りゲームなので「2時間もやったら足パンパンですよ!」という切実なツッコミも。


楽しみにしていた中山功太はちょっとパワー不足を感じたかな。最後のスパイネタ(変則大喜利)では活躍していたけど。


あと印象深いのはFUJIWARA・原西。イス−1グランプリで、家城とジャリズム・渡辺が顔芸対決で席を外している時間ジュニアに一発ギャグを授けることに。それまで組み合わせの妙により全く戦うこと無く残っていたからか、鬱憤を晴らすかのごとく怒涛の勢いで一発ギャグを見せる見せる。客ウケるウケる。この面白さがTVでもっと伝わればいいのに、と思った。思ったが、そんな自分もつい最近まで原西のギャグで全く笑ってなかったクチだということを先に白状しておきます。最近妙にツボだ。

*1:他に見たいライブもあったりして