ラフ・コントロール単独ライブ「あんじゃもん」@シアターモリエール


M-1予選、7じ9じで見た漫才がなかなか良かったのでぶらっと当日券で。


そしたら見事に全部コントだった。なんだかなー。


普段7じ9じとかでもコントやってるのかね?漫才で見ることの出来た、重岡の「極道仕込みによる本物のバイオレンス」 VS 森木の「3人目のおぎやはぎになり損ねた」とか勝手に言ってしまいたくなる適当さ という構図が、コントではその演じるキャラクターのせいで薄くなっているように感じた。ファン感謝デーですか?と言いたくなるようなコントが続いて、ちょっと脱力。単独ライブなんてそんなもんなのかなあ。このランクの芸人さんの単独ライブにそんなに行くことが無いので、ちょっとわからないんですが。


「常識」の役割を演じる森木、それを困らせる重岡という体のコントよりも、2人がボケあい最終的には子どものケンカのような小競り合いに落ち着く「銀行強盗」が良かったか。ああ、でも極道キャラが出ていた「ごくをくん」は前者のタイプだった。一長一短。


「ショートコント:ビミョー」は微妙な事柄を二人が言い合う、いわゆる一言ネタ。「これ、ラフコンがやる意味無いなあ」なんて思ったんだけど、出てくるフレーズは案外悪くなかった。でもこのフレーズセンスが他のコントで全く活きていないのが謎だ。


あと、コント間の映像がドッキリという名の森木公開イジメだった訳ですが、ドッキリ映像っつったらやっぱり去年のトータル単独。あれには叶わないなあ。藤田のドッキリリアクションは神レベルです。伊達に頭が膨らんでない。重岡もとっととリーゼントを復活させるべき。僕の望んでいたバイオレンス成分は、恐らくあのリーゼントの中に詰まっていたんだと思います。


【演目】

(あんじゃもんについて)
コント1:ファン
コント2:ごくをくん
コント3:銀行強盗
ショートコント:ビミョー
コント4:助さん格さん
コント5:恋のキューピッド