2丁拳銃の漫才シワス!!@ルミネtheよしもと

新ネタ漫才

バッドボーイズ清人いじり
パンクブーブー:子どもの頃の思い出をつくる
ハリセンボン:結婚式の司会
タカアンドトシ:クリスマス(オッサンか!)
POISON GIRL BAND:清原の肉離れ
カリカ:風邪発熱
COWCOW英会話教室
2丁拳銃:新しい家?


バッドボーイズのネタは何故いつも「佐田が一方的に清人を苛める→1回ハケようとする→清人キレる」というパターンなのか。変化球もそればっかりじゃ飽きると思うんだが。


ハリセンボンは漫才が良くなってきたとはいえ、まだまだ新ネタでいきなり笑いを取るまではいかず。でもこの後のシャッフル漫才で大活躍したので問題無し。


やはりタカトシ強い。タカの第一声 「準決勝ということで…」 に爆笑。ちょいちょいM-1ネタが入る。「タカトシが出てたら優勝してた」という風評は本人の耳にも入ってるんでしょう。自信に満ち溢れた漫才をやっているなあ。もういいよ、今年のM-1タカトシ優勝ってことにして終わりで(笑)。


ポイズンは相変わらずの奇抜な発想…と言いたいけど、ちょっとテンプレにハマりすぎじゃない?清原と料理のミックスって、いかにも「ポイズンがやりそうな漫才」だと思う。それだけポイズンの漫才が認知されてきているという話でもあるんだけど、ポイズンには常に予想の斜め上を行って欲しいところ。


カリカ、これって新ネタじゃないんだよね?自分がイメージしている「カリカの漫才」とはちょっと違う、オーソドックスなネタだった。3人漫才「チェンジ」や、M-1 3回戦のブラ漫才のようなエキセントリックなものが見たかったかな。


COWCOW、なぜかスケッチブックネタ(笑)。完全にコントだ、これ。


2丁拳銃は「各自持ち時間5分」と言っていたのに、なぜか10分以上やっていた気が。まあホストだし、いいのか。ネタ自体は延々と並列ボケのネタだったので正直途中で眠くなったけど。

シャッフル漫才

R&B(春菜、トシ)
猫児と蛇児(小堀、佐田)
しかのしまんず(清人、黒瀬)
カリカとはるか(家城、箕輪)
修二と彰(阿部、修士
エロギュラー(哲夫、よし)
大吾におまかせ(林、吉田)
タカアンドタダ(多田、タカ)

  • R&B

ツッコミ・ボケを区別せずに抽選したのでWツッコミに。なので軽いドツキ漫才。かつ夫婦漫才。それにしても即興コンビとは思えないほど息が合っていた。ネタを合わせたのが当日の昼だと言っていたのが信じられない。トシの腕はもちろんのこと、春菜の適応能力の凄さを思い知らされる。バラエティ強度も高いだろうな。

  • 猫児と蛇児

佐田、気合いの特攻服。小堀もリーゼントのヅラと特攻服で…って完全に「特攻の拓」の武丸。かなり笑った。どうでもいいけどレイザーラモン出渕さんの息子の名前が武丸というらしい。勿論この武丸から取ったものだそうだ。子どもに何て名前付けてんだ、一体。そんな訳で肝心の漫才はよく覚えていない。ただ、佐田はテンポのいい漫才の方が合うんじゃないかと思ったり思わなかったり。

  • しかのしまんず

女装で出てきたがネタと一切関係無し。更にネタはバッドボーイズの型をそのままトレース、黒瀬が清人に絡んで清人がキレる。でもどうせやるなら「清人のギャグに思わず吹き出す(振りをする)佐田」までコピーしなきゃダメかと。

「好きだよ」「困るよ…」という二言だけで爆笑をかっさらうのはどうなんだ。この二人の奇跡のルックスが織り成すイリュージョン。ていうか幻であってほしい、これは。見てるこっちもトラウマになりますから。それにしてもさっきの漫才より、よっぽどカリカっぽいネタじゃないか(笑)。


なぜか最後は真心ブラザーズ「人間はもう終わりだ!」を熱唱。オリジナルと勘違いしている人もいたのではないだろうか。箕輪の歌う 「俺は暴力が恐くて、眠れねえ」 に場内爆笑。もっとも暴力から縁遠そうな顔なのに。つーか、こんなところで勝手に笑いものにされるとは、YO-KINGも思うまい。

キーワードで人がいっぱい来てしまって申し訳無い気分です。ちなみに阿部が修二で、修士が彰だそうだ。ややこしい。ネタが終わった後に「ちゃんと突っ込んでくれるのがいいですね!」と笑顔で語る阿部。

  • エロギュラー

パンクブーブー・哲夫扮するマラ本が強烈すぎる。レギュラー松本の形態模写としては相当レベルが高い(つーか、そんなの他に誰もやってない)。よし扮するペニシ川(…)は気絶する代わりに、作り物の男根でエレクト。何やってんすか一体。その後はエロあるあるをひたすら繰り返していたが、ネタが進むごとに「あるある」のリアル度・エグさが増していき、それに反比例して手拍子と笑いが減っていく様が圧巻。「暗くしすぎて盛り下がる」「デリヘル呼ぶのに部屋かたす」僕が書けるのはこのレベルまで(笑)。もっと過激なネタに関しては他のところでご覧くださいませ。俺、チキン。この後、更にストレートな単語が飛び交い「これファンダンゴで流せるんだろうか」と無駄な心配をしてしまった。

  • 大吾におまかせ

「お互いに心を開かない」2人が、お互いのことを知り合おう!というネタ。林はポイズンみたいなネタをやりたかったそうだが、全然出来なかったと言っていた。吉田から、林のちょっといい話。出番直前、緊張する吉田に林は「心、折れんなよ」と声を掛けてくれたそうだ。


林「だってあんなの(エロギュラー)の後ですよ?」
林「普段、舞台じゃ聞けないような単語ばっかりで…」


ちょ、おま、どの口でそんなことを!

  • タカアンドタダ

NANA」をモチーフにした漫才、というかコントだった。僕は原作を読んだことが無いので全然わからないんですが、恐らく原作まんまにシーンを再現していた。そしてそのシーンを更にもう1度繰り返すかと思いきや、タカのギャグについて駄目出し。わかりやすく説明するとM-1 2001の麒麟のネタを想像してください。とかもっともらしいことを言ってみるが、2人とも女装してて、オチは多田が中島美嘉を熱唱というコントに対してこんな解説を付けるのもどうかと思います。



最後は観客による投票。8枚の色紙を持った審査員が一番良かったコンビの色を上げる、のだが芸人側はどの色がどのコンビかわかっていない。当然話題は「エロギュラーが何色か」に。「真ん中の男の人が上げてるのがそうですよ!」 「赤だ!赤がエロギュラーだ!」 何この無駄な盛り上がり。


しかしその赤よりも挙がった数が少なかった白色。「白、少ないっすねえ!」と言った吉田自身が白色だったのは言うまでもない。


集計中に「僕ら優勝しなかったら自殺します」と家城が宣言。


家城 「(はるかが)海が見たいって…


なんてヘビーなシャッフル漫才なんだ。結局4位と発表された瞬間、二人は顔を見合わせて舞台の端に靴を揃えて脱ぐのであった。死ぬ気満々です。


結局優勝はR&B。みな納得の選別かと。賞金5万円の振り分けを聞かれて、何の疑問も無い満面の笑みで「よんまん、いちまんで!」とヌカす春菜。


漫才「シワス」というくらいだから、また来年もこの時期にやってくれたらいいな、と思っていたのだが、2丁拳銃いわく何と3ヶ月に一度くらいのペースでやりたいそうだ。やる方も大変だろうけど、この企画とても面白いから是非それくらいのペースでやってほしい。


またやりたいという話を聞いて家城 「またシャッフル漫才やるんですか?」 「僕はまた、はるかと組みたいんですけど…」 「続編あるんです、遺産相続編」 すいません、それはカリカとハリセンボンのユニットコントででもやってください。あ、その際には「ゆらゆら帝国 vs サンボマスター」も是非。