決勝戦テレビ観戦・感想


ドームから家に帰ってくるまで一切の情報を遮断して、帰って飯も食わずに一気に見た。


いやー、南海キャンディーズ最高!ここでちょこちょこ書いてた南海ネタが少しずつ実現しないかと願うばかりです。


一応感想を。点数も見ながらリアルに付けてみたので書いてみます。

  • 千鳥

また1番て!1番引き当てた時点で明らかにキョドってたけど、ネタ中もそんな感じ。うーん、勿体無い。ネタは中世ヨーロッパネタ。1番手なのにこのネタかー、とか思ったけどよくよく考えたら千鳥のネタってそんなネタばっかりですよね。83点。

街中で気づかれるネタ。準決勝と同じですね。あの時も相当盛り上がってたけど、この日も良かったんじゃないかと。まだ会場があまり暖まってない2番手で、あそこまで沸かせたのはお見事。ただ、全体にテンポが早すぎるなあ。もうちょっと間が欲しい。


それにしてもこのネタ、オチが綺麗ですよねー。こういう「上手いオチ」って最近あんまり見ない気がする。91点。(元々そんなに好きな芸人ではないんだけど、今回は良かったと思うので高得点)

タクシーネタ。これまた準決勝と同じ。準決勝で見た時もそんなにバカウケはしなかったんだけど、今回も同じく。やっぱりコントが本業なんじゃないのかなあ。この漫才だって殆どコントみたいなもんだし。「あと7年ありますから!」って言ってたけど、M-1固執しなくてもいいと思うんだけどなー。十分面白いんだし、逆に損する気がする。82点。

なぜ正装。もっと舐めくさった格好してほしかったなあ。それにしても毎度のことながら煽りがいい加減すぎる。「今時の若者代表」みたいな感じだけど、確実に今時じゃないし(笑)。「一昔前の若者像」だよねえ。センター街にチーマーが居た時代っつうかさ。まあいいんだけど。


ネタは「ル」のつく言葉は動詞になる。準決勝と同じ、ってまたこれかー!絶対エレガネタの方が面白いと思うんですけど…挙句、大村が途中で痛恨のミス。ミスした時の挽回が上手くいかないなあ、この人たち。この間の演芸大賞でもそうだった。


あとは審査員のコメントが、いちいち同意できるものばかりだった。このネタ、一個のパターンで押しすぎ(その割にどかーんと来るところが無い)。もう一つ展開が欲しかった。それと最後の今まで作った言葉で会話を作るところ、あそこも工夫が欲しい。っていうか、過去2回このネタを生で見た時、どっちともあそこで滑ってたんですよね。滑るっつーか、そこで一気に温度が下がっちゃう。何であれをやるのかが本気でわからないので、誰か理由を教えてほしい。


あー、好きなので過剰に書いた。いかん。88点。

ああ、もう掴みから南海ワールド炸裂し過ぎ!最高。ネタは「医者と看護婦」のネタで、もうこれ来た時点で「勝った!」とか、よくわからない確信を持った。それくらいこのネタは強烈。しかも強烈な上に、結構アレンジが加えられてるというのが凄い。漫才アワードの「海亀」が偉い強烈に頭に残ってたので、「海亀来るぞ、来るぞー」って思ってたら、サイって!(爆笑)サイの物真似する人、初めて見たわ。海亀はまだしも。凄いよ、凄すぎる。しかもサイ、長い!まだやってんのかって言いたくなるくらい長い!ここまでの芸人がみんな時間を気にして全体的にテンポアップした漫才を見せてたのに、ここだけ時間の流れが違う感じ。あー凄い、っていうか、何でこんなにサイのことを語ってるんだ俺は。


「これはクリリンの分!」笑った。ていうか、山里の顔がクリリン的だと思った。実は。更に一回突っ込まれた後に、しずちゃんが再度構えるところが凄い。何の構えだアレ。微妙にドラゴンボールっぽくもないんですけど(笑)。


終わった後に今田耕司が「来たねぇ」と呟くのも無理は無いくらいの、本日最高値。96点。

今の南海の後に、ポイズンかー。と思ったけど地味に良かった。いや、元から地味ですが。ネタは中日ネタ、でいいのかな?あ、そういえばポイズンを初めて生で見た時も野球ネタだったなあ。何気に野球ネタ多いんだろうか。


3回戦と準決勝、両方生で見て個人的には「3回戦>準決勝」だったんだけど、決勝は3回戦のネタと甲乙付け難い面白さだった。つーか、3つとも全部別のネタなんだな。勝負できるネタがこれだけあるっていうのは凄いなあ。で、全部面白かったけど結局M-1で優勝できるかっつーと絶対無理なんだろうなあ、とも思ってしまう。いや、別にしなくてもいいんだろうけど。面白いのに勝負には負けてしまう漫才か。88点。


小朝さんのコメントが的確だった。言われてみれば確かに、いつもと比べてテンポが早かった。それでもここまでの他のコンビに比べたら十分間があったと思うが。88点。

のっけから「優勝候補の笑い飯ですー」うーん、余裕なんだか強がってるんだか。ネタは指〜二宮金次郎。何だか既視感があるのは、このネタを見たことがあるから?それとも笑い飯のスタイルが新鮮じゃなくなってる?あと、やっぱり去年の決勝ネタ(1つめ)が余りに凄すぎたせいで、ハードル上がっちゃってる気がする。特にM-1に関しては。「あれ、なかなか畳み掛けてこないな?」って思ってる内に終わっちゃった気が。88点。

CM入る時の余裕っぷりからして、本当に憎たらしい位にテレビ慣れしてる(笑)。明らかに他の芸人と違うアドレナリンが出ちゃってるなー。凄い。


ネタは結婚申し込みの挨拶ネタ、これ、ちょっと前にオンバトで見たけど、その時よりも全然面白かったですね。M-1の空気がいい方向に作用してる。というか、いい方向に持っていくそのパワーがやっぱり凄い。アンタッチャブルって、この1年でタレント的には物凄くスキルアップしたけど、漫才は特に成長が無いんだろうなって思ってたのね。実際2月に生で見た時は、自分たちのスピードをコントロール出来ずに途中でグダグダになって無理矢理ネタを終わらせるっていう、なかなか珍しいものを見てしまったってのも、その理由にあるんですけど。ところが、そういう予想を思いっきり覆される出来でした。各所で「山崎天才!」っていう評価を目にするけど、柴田のキレっぷりも最高だと思う。95点。

ワイルドカード麒麟かあ。正直「どうせ癒し系ネタなんだろうなあ…」と思ってて、実際その通りだったんだけど、これが面白かったですねえ。随所にアレンジが加えられてて、とても良かった。1回落ちたことによって、何か憑き物も落ちた感じがする。楽しそうにやってたなあ。92点。


という訳で自分の点数を見直してみたら、殆ど審査員の点数と同じだ(南海>チャブ>麒麟タカトシ>ポイズン=笑い飯>トータル>千鳥>東京ダイナマイト)。面白みが無いなー、我ながら。



笑い飯敗戦。まあ、今回の出来だったら仕方ないんじゃないのかなぁ。決勝に残してたネタってのは本当に面白かったんだろうか?気になる。


(とりあえずここまで。寝ます)