M-1グランプリ3回戦＠ルミネtheよしもと
書いているのは12/5です。一応、当日にメモ書きレベルで残しておいたもので、付け足しは無いとお考えください。ネタ順は窓井さんのところを参照しました。（http://d.hatena.ne.jp/madoi_nigeru/20091125#1259159427）
全体的に「ここは●年前はこうだったなあ」とか、なぜか妙に回顧モードになっています。俺も少し年をとったみたい。
ボーイフレンド
dande GAP
ハリセンボン（合格）
何のおぜん立ても無い状態から一気に場の空気を変える地力の強さを感じた。そういえばハリセンボンを初めて見たのは2004年のM-1予選だったけれど、そのときとはまるで別人のような力強さがある。あのときの勝負フレーズ「おひたし」が、今は「煮物」になったのも成長の証である。料理の。
ヴィレッジ
インド人というリフだけで強引に持っていく。いつぞやのルサンチマンを思い出す。確かに！
エリートヤンキー
【がまんできない】新機軸。我慢のきかない西嶋を逐一叱りつける橘。これまで「漫才コントが上手い」「天丼入れるところは外さない」「でも何か足りない」という印象だったけれど、少し見方が変わった。天丼の多さは相変わらずで、達者すぎて流れ作業っぽく見えてしまう瞬間があるのがちょっとだけ勿体ない。個人的にはここは合格しても良かった。
なすなかにし
尋常じゃない滑り方。二回戦を追加合格しても、これだったら合格しない方が良かったんじゃないか…と思わされた。「何か目新しいことを！」というのが思いっきり裏目に出ていた。この「目新しいことをしなければ」っていうのはある意味M-1の弊害なのかとちょっと思う。
風藤松原（合格）
【家庭教師】面白かったけど、今更ことわざネタ？という気も。
エンジョイワ→クス
セブンbyセブン
【沖縄のコンビニ】あまり特徴が無いと思っていたが、いつの間にか全編沖縄弁になっていた。あ、その手があったかと。全体的にふわっとした感じで「うんうん、よかったね」と言いたくなる仕上がり。追加合格も無いと思うが、なんとなく武器を手に入れたような気がする。
チャラチャラチャラム
慶はツッコミじゃなくてボケの方がいいと思うんだが。
ロシアンモンキー（合格）
ハリセンボンに続いて爆笑を取ったのはここ。色々と評判は聞いていたけど、ここまでルミネでホーム感があるとは意外。花金寄席で嫁をネタにした漫才を見たときは「面白いけどM-1向きじゃないよなあ」とすら思わず、「ベテランは力があるなー、一体何年目なんだ」と思ったのは内緒だ（要は、全然10年目以内だとは思っていなかったという）。フリートークが上手い人たちの漫才は見ていて気持ちがいい。
ダークホース
ブロードキャスト
3回戦で見る度に「上手いんだけど名古屋吉本か…」「上手いんだけどこの手の漫才は絶対合格しないよな…」と思っていたコンビ。今年はしっかり東京での人気も得てホーム感たっぷりで行けるんじゃないかと予想していたけど、多少浮足立っていたように見えた。緊張かな。ここは不合格で仕方ない。
BLUE RIVER
ザクマシンガン
東京ペールワン
「結婚の挨拶」という凡庸な入りから「●●なくらい」という例えフレーズを混ぜて、徐々に盛り上げていく。「お、これは！」というヒットフレーズが序盤に出てきて客の期待値が高まったが、後半失速した印象。もっといいフレーズを溜めておきたいところ。
少年少女
言ってみれば「思いついたことをすぐ言うPOISON GIRL BAND」のようなトリップ感。個人的にはかなり笑ったんだが、合格はしないか。
鬼ケ島（合格）
今日イチの盛り上がりを見せた。どう考えても漫才ではないけれど。でもこの感じ、何か見覚えがあるなあと思ったら、2006年のカリカだった。痛快。
ニレンジャー
二回戦では爆笑を取っていたけど、そこまでは行かず。個人的な印象だが、二回戦と三回戦で同じネタやってる人たちは、3回戦でウケてるのを見た試しがない。
エレファントジョン
一向に流行らない「ガッテンガッテン」を自ら自虐的にいじる方向に。ちょっと笑った。
天狗（合格）
【アメリカ大統領演説の通訳】ツッコミ無しのキラーボケが延々と続く。
ジェニーゴーゴー
ここも少年少女と同じく個人的にはかなり笑った。「相方だけでも準決勝に…」
ゆったり感（合格）
あいうえお作文。チーモンの3文字ゲームのような、代名詞となるネタになっているのかもしれない。
334
ブルーセレブ
トレンディエンジェル（合格）
ハゲ以上にキス顔が気持ち悪いという予想の斜め上を行く事実。笑った。
チーモンチョーチュウ（合格）
【通販番組】3文字は温存？去年の敗者復活を見る限り、やっぱり3文字で勝負した方がいいと思う。去年はオードリーがいなければ、ここだったと思う。
オバアチャン
【ストーカーの元彼女】ここも二回戦ではウケてた。
ヴィンテージ
ここも3回戦が壁だなあ。
あわよくば
パッチワーク
三拍子（合格）
【まだネタができていない】3分に詰め込んだせいで随分と性急なネタに。準決勝はこれをビルドアップさせるんだろうか。
ニッチェ
流れ星（合格）
ぼれろ
ライス
【山手線ゲーム】ここも実はM-1予選で初めて見たんだった。そして毎回同じネタ（関町の話を田所が言い換えていくネタ）をやっている。要は漫才のストックが無いんだな、と思っていたんだが今回は初見のネタだった。なかなか良かったと思うが、合格は厳しいよね。とりあえず来年のKOCは準決勝までは行ってほしい。
ハライチ（合格）
【スープ作り】TVで見るようになってきたので新鮮味はないけど、それでも十分ウケは取っていた。まだ隠し玉を用意する必要は無いか。
クワバタオハラ
結婚したことでクワバタのタッキー妄想はもう見れないのか…と思っていたら、相手を旦那に変えて結局妄想していた。
POISON GIRL BAND（合格）
「似せる気の無いモノマネを全力でやる」って、一歩間違えたら大事故なネタだと思うんだけど、何であんなに面白かったんだろうか。腹痛くなるくらい笑ったのに、思い返すと笑ったことを後悔するようなネタだった。悔しいくらいにくだらなくて面白い。
合格した組はどれも納得の出来とウケ。不合格組では少年少女とエリートヤンキーが良かった。決勝で見れそうなのは…ポイズンは笑ったけど、絶対TV通したら変な感じになると思うんだよなあ。まあシュールってそういうもんですよね。（出た、免罪符としてのシュール）
