東京03単独ライブ「small」@草月ホール

殆どネタバレはしていませんが、一応たたみます。


チケット代がちょっと上がって何だよおい、とか思ってたんだけど、オープニングも映像も音楽も、その分少しグレードアップしたような印象。特にオープニングは板付きのセットがレストランのセットで、少し荘厳な雰囲気すらあった。「おお、03覚醒?」とか思ったりして。まあ、実際コント始まったら清々しいくらいに、いつもの03のコントでしたけど。

とはいえ、今回は多少今までと違うなと思った。今まで東京03の単独ライブというと、コントのテンプレートがしっかりとあって、良くも悪くも(シチュエーションこそ違えど)そのテンプレにハマったコントが多かった。それが今回は「おお、このキャラがこんなことに?」「うわ、そんな展開に?」と思わせることが多く、先が読めない感じが非常に面白かった。前回公演の『無駄に哀愁のある背中』も、この「テンプレの打破」に挑んでいた気はしたけど、今回はよりその傾向が強くなっていたかな。

あ、前述のような「東京03らしいコント」、要は角田がダメっぷりを発揮して、豊本がニヤニヤしながら予想外のことをして、石塚は大声を出してキレまくるというコントもきちんとあるので、そこが好きな人もご安心を。

だから「東京03好きなんだけど、いつも同じパターンでちょっと飽きてきちゃったなあ」という人は是非行った方がいいかと思う。たぶん明日も当日券はあります。 http://www.p-jinriki.com/tokyo03/schedule.html

個人的には、今まで見た中で一番面白かったなあ。見た中で順位をつけるなら small > 祝 > 無駄に哀愁のある背中 > 夏下手男 かな。(「雨降って…」は未見)

あと、無駄にクオリティが上がり続ける、主題歌にも要注目。今回はスペイシーなイントロから、コーラスが冴えわたるポップなサビとQUEENロックオペラな展開。素晴らしい。思わずCD買っちゃったよ。(ただ、前回も思ったけど1500円は高いと思う。1000円、せめて1200円ならもうちょっと売れると思うんだけどなあ)