弩スピードワゴン vol.2@新宿明治安田生命ホール(14:00〜)


バラエティーに富んだvol.1とは違い、漫才中心の構成。漫才は計5本。でもネタとして未完成な感じというか…60%くらいしか出来てない漫才を見せられた感じがした。短めのネタが多かったというのも原因か。あと、前振りのVTRがあって成立するようなネタが多かったのが、好き嫌いが分かれるところ。個人的には単体で成立するものが見たかった。発想は面白いネタもあったんだけどねえ。


一応詳細を。

漫才:妊娠

妊娠したことを報告する役を演じる小沢。オーソドックスな漫才コント。さすがにクオリティは高いけど、新鮮味は無かった。

映像:チャコの海岸物語(カラオケ)

井戸田出演のカラオケビデオ。何やってんだ?と思ったら、これは次の漫才の前振り。

漫才:チャコの海岸物語

小沢が歌う、間違った「チャコの海岸物語」を井戸田が正す。これが前述した、フリのVTRあってのネタ。「単体で成立するものが見たかった」と書いたけど、終わってみればこれが一番面白かったかなあ。井戸田のツッコミに勢いがあって良かった。でもこれ、DVDに入るのかね?

あと何が一番驚いたって、小沢の歌がきちっと音程取れてたこと(笑)。TVで音痴矯正企画やってたけど、ちゃんと効果が持続してるものなんですね。妙に感心。

映像:仲間紹介

このあと登場するビーム・今仁とななめ45°の紹介。

コント:被害者の会

ある共通の悩みを抱えた人たちが集まった「●●被害者の会」。スピードワゴン、今仁、ななめ45°の計6人で。うーん、これ単独ライブでやる必要があるんだろうか?面白かったことは面白かったけど、相変わらず井戸田のキャラが埋没していて、代わりに今仁が大活躍(苦笑)。

映像:お宅訪問

小沢が井戸田家で食事する映像。

漫才:逆クイズ

普通のクイズとは逆のクイズを出す。これは凄く発想が良かったんだけど、ネタとしては未完成な感じを受けた。惜しい。

映像:井戸田のネタ帳

井戸田のネタ帳をこっそり見ることに。思いついたツッコミのフレーズがメモしてある、というのが結構衝撃。ちゃんとツッコミの自覚があるのか、という(ひどい)

漫才:行列のできるラーメン屋

行列のできるラーメン屋をやりたい、という小沢。ああ、これもありがちな漫才コントか…と思いきや、井戸田がツッコミなんだかボケなんだかわからない方向に。これもスタイルとしては結構新鮮で良かった。二人でワチャワチャするところが評価が分かれそう。

ゲームコーナー

MCに号泣・島田。特にMCが得意な訳でもなかろうに、何で島田なんだ?ゲーム自体も盛り上がりに欠けるものだった。

映像:悪いところ

後輩芸人(約1名ボキャブラ世代の方がいましたが:笑)がスピードワゴンの欠点を挙げていく。今回、映像に金がかかってねえなあ(苦笑)

漫才:プロフェッショナル井戸田潤

NHK「プロフェッショナル」に井戸田が出たら。「名探偵」や「海岸物語」などを彷彿とさせる王道の読み物ネタ。まあ王道と言ってしまえば聞こえはいいけど、正直このパターンは飽きたなあ。TV番組のパロディという意味では「ドキュメント番組」の方が完成度は高かったし。


エンディングの「しらけちまうぜ」(すっかりエンディングテーマとして定番化してますね)のイントロが聞こえた瞬間、悪い意味で「うわ、もう終わり?」と思った。漫才は前述したとおり未完成の感じが多かったし、コントは前回の方が面白かった。キャラも立ってたし。映像もちょっと手抜き感が…うーん、不完全燃焼。


【演目】タイトル・順番は適当。

漫才:妊娠
映像:チャコの海岸物語(カラオケ)
漫才:チャコの海岸物語
映像:仲間紹介
コント:被害者の会
映像:お宅訪問
漫才:逆クイズ
映像:井戸田のネタ帳
漫才:行列のできるラーメン屋
ゲームコーナー
映像:悪いところ
漫才:プロフェッショナル井戸田潤